アート(art: 芸術)とアクティビスト(activist: 社会活動家)をミックスした、アーティビスト(artivist)という造語を知っていますか。 ある日、「アートで社会意識を変えようとするアクティビストたちを”アーティビスト”と呼んだらおもしろいかも」と考え、もしかして私って天才かもと思ったものの、Googleしてみたら、やはり、私よりずっと以前に同じことを考えた人がいたようです。・・・今回は、私の一番の関心事、カナダのブリティッシュ・コロンビア州のフェアリークリークでの原生林伐採問題について、私なりの”アーティビズム”を表現してみました。
ブリティッシュコロンビア州
どんな観光案内をみても、”自然豊かな美しい州”と謳うカナダのブリティッシュ・コロンビア州。ところが実際には、なんと、毎日、サッカー場500個分の原生林が伐採されているのです(シエラクラブBCの報告書による)。 特に今、バンクーバー島ポートレンフルー北東部に位置するフェアリークリークでは、製材・山林事業大手のティールジョーンズグループによって、この地域で唯一残された原生林が皆伐されようとしており、反対運動のため林道を封鎖する市民たちが、次々に逮捕されているという非常事態が起きています。 ※注)上記写真は、Lorna Beecroftさんの フェイスブックからの引用。フェアリークリークで伐られた材木の写真かどうかは不明ですが、同バンクーバー島南部で撮られたもの。サイズ的には、原生林で見られるような大木のサイズ。詳しくはニュース記事参考。
コロナウイルスの影響で、休校を余儀されなかった子どもたち。私の住むカナダでも、小学校の春休みは明けることもなく、3人の子どもたちが今でも自宅学習しています。 幸い私たち家族は、以前3年間ほどホームスクール(学校ではなく家庭に拠点を置いて学習を行うこと)をした経験があります。カナダでは、推計9万5千人にのぼる生徒がホームスクールをしていると言われていますから、そんなに珍しいものではありません。 そもそも、ここブリティッシュ・コロンビア州(カナダでは、細かい教育制度については、州政府により管轄されており、各州の教育省が教育水準を設定します)では、何年も前からある実験を行っています。
ホームスクール(英語:homeschool)とは、学校に通わず、家庭に拠点を置いて学習すること。ホームエデュケーション(home education)や、ホームベイスドエデュケーション(home-based education)とも呼ばれます。 ホームスクールは、学校ではなく親が、子どもの教育の一切の責任をもち、教育機関の外で行われる、オルタナティブな教育手法。学び方は親によっていろいろで、学校以上に厳しい?細かいカリキュラムをもつ構造型のものから、フリーフォームラーニング(free form learning)やアンスクーリング(unschooling)と呼ばれる、完全に自由なスタイルのものまで様々。