もちもちとしたパン生地の成形は、楽しい!打ち粉を使うと粉っぽくなってしまうので、少しだけの水を手につけて成形します。
この前までの段階については、下記を参照してください。
材料
- 焼くのにちょうどいい状態まで発酵した生地(詳しくは②の生地の混ぜ方をご覧ください)
必要な器具
- 生地を切るためのスクレイパー
- 生地を休ませるための容器2つ(ボウルや、小さいバケツなど何でも)
- 生地を持ち上げられるために容器の中に入れられる、きれいな布2枚(古いTシャツなど何でも)
- 生地を成形するためのキッチンカウンタースペース(大き目のまな板でも何でも)
- 高熱(約260℃)で焼けるオーブン
作り方
- オーブンの予熱を始めます(オーブンで設定できる、最高温度で設定します。約 260°Cぐらいが望ましいです)。パンを入れて焼ける耐熱容器(フタつきの鉄鍋があれば、理想的)も一緒に予熱します。ローフパンなどのガラス耐熱容器を使うときは、壊れないように220℃ほどで設定してください。
- 発酵完了した生地(生地にぶくぶくと泡が見え、生地を混ぜたときと比べて全体が 2 倍ぐらいに膨らんだ生地)をそうっとカウンターに移します(生地が台にくっつきそうな場合は、打ち粉の代わりに、少しだけ水で濡らしておきます)。
見た目はこんな感じ↓
- 台の上で生地をスクレーパーで 2 つに分けます。
- 分けられた生地を、ひとつずつ丸くしていきます。生地を外側から内側へ、広がった花びらをひとつずつ、中心に戻していくようなイメージで、高さをつくるようにまとめます。まとまったら、まとめ口を下にひっくり返した後、台との摩擦を利 用しながら、生地をすべらせつつ、さらに全体の高さを高めます。
ポイント:頭の中で、グルテンの形成している方向をイメージします。ボウルの中で混ぜている段階で形成されたグルテンの方向を頭に描きつつ、その中心や向きが変わらないように注意しながら、成形していきます。
- ベンチタイム:成形した生地を25~30 分ほど休ませます。
- 休ませたら、2度目の成形をしますが、その前に、容器の中に布をひろげ、たっぷりの小麦粉で打ち粉をします。
ポイント:打ち粉は少なすぎるよりも多い方がベター。打ち粉が足りないと、生地が布にくっつき、大変なことになります(笑)!
- 一回目と同様に2つの生地を成形し、打ち粉した布の中に、生地の(たとえで言うと花びらの)綴じた口が上にくるよう、打ち粉をした布の上に、生地を逆さまに入れます。
ポイント:布の中に生地を入れた後、布を左右交互に引き上げて、生地が布にくっついていないかをチェックしましょう。
- ベンチタイムを再び 25~30 分間とって、生地を休ませます。
2 コメント
こんにちは!まりこさんの天然酵母パンレシピ大公開うれしいです。わたしは、レーズンから起こした酵母をずーっと使っているのですが、まりこさんのレシピで今度焼いてみます❤
ありがとうございます!私はレーズン酵母で挫折した経験があるので(笑)、是非、小麦粉酵母とレーズン酵母の味比べをして、結果を教えてください!焼きたいパンの種類や目指している風味によって、酵母を使い分けるという手もありですよね。