私の住むカナダは、新型コロナウイルス対策を早期から迅速に進めた国のひとつです。トルドー首相の外出自粛の呼びかけの約2週間後には、1日の感染者数がピーク時の3分の1になり、回復の兆し。5分ほどかかるオンライン手続きで支給される政府の補助金も手伝い、今後もしばらく外出自粛を続けていく予定です。 とはいっても、コミュニケーションをとらずには生きられない私たちにとって、自己隔離は簡単なことではありません。不便な毎日が続きますが、今ピンチをチャンスに変えるとしたら、どんなことが可能でしょうか。
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コロナウィルス
コロナウイルスの影響で、休校を余儀されなかった子どもたち。私の住むカナダでも、小学校の春休みは明けることもなく、3人の子どもたちが今でも自宅学習しています。 幸い私たち家族は、以前3年間ほどホームスクール(学校ではなく家庭に拠点を置いて学習を行うこと)をした経験があります。カナダでは、推計9万5千人にのぼる生徒がホームスクールをしていると言われていますから、そんなに珍しいものではありません。 そもそも、ここブリティッシュ・コロンビア州(カナダでは、細かい教育制度については、州政府により管轄されており、各州の教育省が教育水準を設定します)では、何年も前からある実験を行っています。